設立趣意書

この設立趣意書は「日本にデザイン・ミュージアムがあるべきだ」と2012年に三宅一生と青柳正規が記したものです。
わたしたちはこの精神を旗印としながら具体的な検討を行い、デザイン・ミュージアムの設立に向けて活動を進めます。
2016年12月
「日本にデザイン・ミュージアムをつくろう!」会

(旧)「国立デザイン美術館」設立趣意書

日本にはすばらしいデザインの歴史と今があります。
ヨーロッパのモダンデザインの源にもなった「歴史」。
そして、建築、プロダクト、グラフィック、ファッションなど、
世界を魅了するさまざまなデザインの「今」。
デザインは、私たちのくらしを整え、楽しみや喜び、
安心と心地よさを与えてくれるだけでなく、産業や経済を活性化し、
生活の豊かさをもたらしてもくれます。
こうした日本のデザインを集大成し、その魅力と意義を伝え、
未来の創造力を確かなものにする「国立デザイン美術館」を
今こそつくりましょう。
第一に、日本が誇る伝統と技術を再確認し、
我が国に自信と活気をもたらすために。
第二に、日本を訪れる海外からの人々に「これが日本文化の最前線、そして底力だ」と呈示するために。
第三に、すぐれたデザインを継続してアーカイヴし、日本の財産とし、
次世代に継承するために。
第四に、諸外国のデザインミュージアムと連携して
人類の創造力をさらに高めるために。
現在の日本が持てるデザイン力と技術力を尽くして、
新しい美術館像を創り出しましょう。
ときめき、いのちの鼓動、未来への勇気、
限りないやさしさ、愛することへの執着。

「国立デザイン美術館」を満たすさまざまなデザインは、

私たちにそんな驚きと喜びをかならず届けてくれます。
(旧)国立デザイン美術館をつくる会
三宅一生 青柳正規